◆ 筋トレはがんやすべての病気の死亡率を減少させる

アメリカ・スローンケタリングがん研究所のLemanneらは、世界で初めて筋トレとがんの死亡率の関係を明らかにした。
トレーニングを継続的に行っている場合、トレーニングをしていないものに比べて、すべての病気の死亡率が
23%減少することが示されました。
この理由のひとつに「トレーニングの継続性」が挙げられています。毎日のトレーニングでは長期的には継続することが難しく、週2〜3回のトレーニングが継続するためにも最適な頻度であると推測しています。

シドニー大学のStamatakisらは、イギリスの健康調査(HSE)とスコットランドの健康調査(SHS)のデータからレジスタンストレーニング(筋トレ)とジョギングなどの有酸素運動が病気による死亡率に与える影響についての大規模調査を実施しました。
 
 30歳以上の男女80,306名を対象に、週2回以上のトレーニングと週150分以上の有酸素運動が与える「がん」と「すべての病気」による死亡率への影響が調査されました。
 
 その結果、がんによる死亡率は31%減少し、すべての病気による死亡率は23%減少することが明らかになったのです。
このような効果はジムだけでなく、家での自重トレーニングにおいても同等である。